沈でん池
原水中に浮遊した汚濁物質を沈でんさせるための池のことで、普通沈でん池と薬品沈でん池とに大別できます。前者は自然沈降により汚濁物質を沈でんさせるのに対し、後者は、アルミニウム塩等の凝集剤を用いて、汚濁物質を大きく重く凝集させて沈でんさせます。
電子式漏水発見器
地表面に置いた検出器(ピックアップ)で検出した漏水音を、電気的に増幅してヘッドホンで聴取するとともに指針の振れで確認し、漏水の有無と漏水箇所の発見に使用するものです。一般的に広く使用されている機器です。
取水施設
水道水源から水を取り入れる施設を取水施設といい、取水堰。取水塔、立型集水井等があります。当局に関係する施設として、取水堰には羽村取水堰、秋ヶ瀬取水堰(水資源機構管理)等、取水塔には村山・山口貯水池の取水塔、金町浄水場の第2取水塔及び第32取水塔があります。砧浄水場、砧下浄水所は、立型集水井により原水を取水しています。
トリハロメタン
消毒に伴って生成する物質を消毒副生成物といい、その代表にトリハロメタンがあります。トリハロメタンは、メタンCH4の4個の水素原子のうち、3個が塩素や臭素などのハロゲン原子で置き換わった物質の総称をいいます。水道水の水質基準では、クロロホルム、プロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4種類のトリハロメタンとそれらの4種類の合計量である総トリハロメタンに基準値が定められています。水道水中のトリハロメタンは水質や管路内の滞留め時間、水中の有機物質の濃度に応じて増加します。そのため、当局では配水管の切り回しによる滞留時間の短縮や活性炭処理によりトリハロメタンのもととなる物質の除去などにより、低減化を図っています。
膜ろ過法
原水を膜に通じて、含まれる不純物を取り除く浄水方法です。膜には、孔径の大きいものから順に、MF膜(精密ろ過膜)、UF膜(限外ろ過膜)、NF膜(ナノろ過膜)、RO膜(逆浸透膜)があり、元帥に含まれている不純物の大きさを考慮して、適切な膜を選定します。当局では、多摩地区の深沢浄水所、大久野浄水所で膜ろ過を行っています。
緩速ろ過法
濁りなどの粗い成分を貯水池や沈砂池で除いた後、ろ過池で1u当たり1日4〜5uの水を緩やかな速さでろ過する方法です。ろ過する間に、砂層の表面や砂層内に住み着いた微生物の働きにより、においや有機物などが分解されます。都では、境浄水場、砂浄水場及び砧下水所で緩速ろ過を行っています。
塩素剤
水の消毒に用いられる薬品です。塩素の強い殺菌作用により、水道水中の病原菌などを殺し、水道水の安全性を確保しています。主な塩素剤には、液化塩素と次亜塩素酸ナトリウムがあります。一部の浄水場では、塩を原料に次亜塩素酸ナトリウムを製造しています。
開栓
水止め栓(メータ脇の仕切弁や止水栓)等を閉じている水道を使用開始されたときや、料金未納のため水止め栓等により給水を停止した後に料金のお支払があった場合に、水止め栓等を開き水道水が蛇口から出るようにすることです。
隔検合算
通常、隔月検針扱いの料金は2箇月ごとに請求していますが、料金算定時に前回の料金が未納の場合、今回料金と前回未納料金とを1件にまとめてお客さまに請求しています。この二つの料金を一定の条件のもとに一つにまとめる行為を隔検合算と呼んでいます。ただし、前回料金が隔検合算済みのものに、更に隔検合算を行うことはできません。
隔測装置
メータの指示値をメータから離れたところで読み取る装置の総称で、メータ本体、発信器、ケーブル、表示器等で構成されています。隔測装置には、マンション等の集合住宅に設置する集中隔測装置と、大口径メータ等に設置する個別隔測装置があります。 当局では、主に50o以上のメータや点検が困難なメータに設置し、検針しやすい場所に水量の表示部を設けて検針しています。
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