フルプラン(利根川水系及び荒川水系における水資源開発基本計画)
産業の発展や人口の増加に伴い、水の需要が大幅に増加すると予想される地域(水系)について、国が水系を指定(フルプラン水系)した上で、将来の水需要の見通しを明らかにし、ダム等各種施設により水資源を確保する方策を定めたもので、正式には水資源開発基本計画といいます。現在、全国で7水系がフルプラン水系に指定されており、利根川水系及び荒川水系では、第4次フルプランに基づき、以下の各種水資源開発事業が進められています。
ポンプ
浄水場や給水所から水を送り出す主要設備であり、大小ポンプの組合せや回転数を制御することで、水量や圧力制御を行います。また、ポンプは施設のエネルギー消費の大部分を占めるため、効率的な運用を行うよう制御されています。これまでポンプの回転数制御には、信頼性、制御性、耐久性に優れた二次抵抗方式(液体抵抗方式)や省エネルギーを目的とした静止セルビウス方式、クレーマ方式が用いられてきました。しかし、近年は省エネルギー性、メンテナンス性に優れたVVVF(可変電圧・可変周波数)方式が導入されてきています。
前受金(まえうけきん)
給水管における工事のうち、当局が工事を行う部分(局施行工事部分)に係る経費は、概算額をあらかじめ納入していただくこととしています。
このときに納入していただく概算額を前受金といいます。なお、この他にも水道料金や配水管工事においても、前受金を徴収する場合があります。
水利権
河川法第23条に基づき河川の流水を排泄的、継続的に使用する権利をいいます。水利権には、水源施設が完成したこと等によって安定的に取水することが可能となっている安定水利権と、需給のひっ迫等を理由に水源施設が未完成ながら許可された暫定水利権とがあります。
水の相互融通
大地震時や大規模な水質事故時等の非常時に、給水安定性を向上させることを目的として、近隣水道事業体との間で水を相互に融通することをいいます。
平成16年度までに、埼玉県と朝霞連絡管、川崎市と登戸連絡管及び町田連絡管の設置について、基本協定を締結しました。
水使用補償金
総括メータ方式の建物で給水管の更生工事を行ったときに、子メータを経由しないで水道水を使用したと認められる場合、公設消火栓等を目的外使用した場合等に徴収する料金のことです。使用した水量については、従量料金の最高単価を適用し、料金を請求します。
武蔵水路
利根川の水を荒川に導水して東京都及び埼玉県の都市用水に利用するとともに、農業用水等の取水の安定及び合理化を図ることを目的として農業用水等の取水の安定及び合理化を図ることを目的として利根導水路事業が実施されました。武蔵水路は、同事業を構成する利根大堰、秋ヶ瀬取水堰、朝霞水路等とともに建設された導水施設で、利根川から荒川へ都市用水を導水するための延長14.5kmの開水賂です。
メータ試験
使用水量に疑念のあるお客さまから申込みがあった場合に、テストメータを使用してお客さま宅に設置されているメータの試験を行うことです。試験結果については、速やかに申込者に通知しなければなりません。
メータ有効期限
水道メータの有効期間は、計量法施行令第18条により、8年と定められています。新しいメータヘの引替えは、メータの取付後8年を経過する前に、各支所給水課が作成する施工計画に基づいて引換業者(指定給水装置工事事業者)が行います。
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